指しゃぶりと歯並びについて知っておきたいこと6つ

指しゃぶりの歯並びへの影響を心配されているママは多いですよね。

そこで指しゃぶりによる悪影響および予防と対策について分かりやすくまとめてみましたのでお困りのかたの参考になれば幸いです。

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悪影響とされる症状

①開口

上下の歯を噛み合わせたとき前歯の間に隙間があいていてかむことができない状態になることをいいます。

②交叉咬合

上下の奥歯が横にずれて中心が合わなくなります。指を吸うと頬の筋力で奥歯が内側に押され、上の歯列の幅が狭まります。それによって下の歯列との大きさのバランスが崩れ、噛んだときに前歯の中心が合わなくなります。

③発音、顎発育への影響

指しゃぶりにより上下の前歯の間に隙間ができてしまう(開口)ため、話しているときに舌が突出して舌足らずな話し方になりますし、唾液も飛びやすくなります。
例えばサ行がしゃしぃしゅのようになってしまいます。
また上顎は外側に押されますが、下顎には内側へ押す力が働くので、下顎の前方発育を妨害し、後下方へ回転させ、結果として出っ歯を助長させてしまいます。

④口元の変化

口元の突出感が生じ、上唇がめくれやすくなります。また唇が閉じにくくなって、いつもぽかーんと口を開けている状態になりやすいです。

⑤口呼吸

出っ歯や開口により、口呼吸になりやすく、そのため有害物質が体内へ慢性的に取り込まれやすくアレルギーや風邪をひきやすいなどの症状が現れます。
本来舌の位置は上顎に吸い付いている状態で、舌の力によって上顎が広げられますが、口呼吸の場合は舌が下にさがり上顎が広がらず出っ歯になってしまいます。
また口の中が乾燥し歯肉炎、歯周病、虫歯を助長します。

⑥悪習慣

上記のような結果、くちゃくちゃ食べることが多くなりやすいと言われています。

予防と対応について

様々な影響を及ぼす指しゃぶりですが、小児歯科の分野では4歳くらいを目安にやめるよう促しているようです。
矯正歯科の分野ではもっと早くやめさせるべきだとの意見もあるようですが、4歳くらいですとまだ自然に歯並びが戻ることが多いとのことです。

指しゃぶりを抑える方法について

爪に苦味成分の入ったマニュキュア(バイターストップ)を塗ったり、取り外しの装置を歯科で入れることがあるそうです。
ですが、出来れば日々の生活の中で自然にやめることができるよう、お母さんが十分にスキンシップを図りつつ、子供の気持ちを尊重しつつ、やめたほうがいい理由を説明するなどして強引な方法でやめさせないように気をつけて向き合っていけると良さそうです。

まとめ

指しゃぶりについての知識をご紹介しました。こんな悪影響があるのなら一刻も早くやめさせたいというお母さんもいらっしゃるでしょうが、無理にやめさせるのではなく、歯科医師や小児科医とも相談しつつ、また保育園に通われている方は保育士さんとも相談して自然に指しゃぶりがやめられるようなアドバイスが得られるといいのかなと思います。

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