2人目なんて無理!我が家が選択1人っ子にした理由

  • 2019年2月11日
  • 2019年3月1日
  • 育児
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近ごろは一人っ子もめずらしくなくなってきたように感じますが、まだまだ親戚や町中の高齢の人からは二人目は?なんて聞かれカチンとくるママさんは多いのではないでしょうか。(本当にデリカシーのない失礼な方が多いですよね)

実際、都内の保育園に通わせていると、周りのママさんはみんな30代。20代のママさんがいる気配がありません。2人目ともなると40近いママさんが多い印象です。

厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2017年に生まれた子どもの数(出生数)は前年よりも3万人余り少ない94万6060人となり、過去最少を更新したそうです。一人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.43と2年連続で低下したということで、ますます少子化が進んでいることがわかります。私が住む東京も、全国で最も出生率が低いとのこと。

出生数が大きく減ったのは、女性の人口そのものが減っているためだそうです。

第2次ベビーブームの1971~74年に生まれた「団塊ジュニア」と呼ばれる人口が多い世代が40歳代半ばになり、出産がピークアウトしてきたことも大きく影響しているようです。

晩婚・晩産化が進み、第1子を産む女性の平均年齢は30.7歳。私も第1子は31のとき。まさに世の中の流れと一致しています。第1子の出産年齢が上がると第2子以降の出産は減る傾向にあるというのもうなずけます。30を超えた育児は非常につらい。自分の時間、恋愛、仕事を必死にかけぬけた20代を経験し、30代で生活をがらっと変える育児生活。子供を抱っこするのだって体力がいる。子供をしかるのだって体力がいる。仕事だってわりと責任のあるポジションにいる人も多いでしょう。そんななか二人目を考える余裕はほとんどないのも無理はないと個人的には思うのです。

しかしながら二人目を産むひとはわりと周りにいます。そういう人は、最初から絶対2人産むと決めている人が多いようです。1人か2人かを迷っている人にとっては、2人を産める後押しはあまりないと感じます。

子どもを欲しいと考える夫婦らの希望がすべてかなった場合の出生率(希望出生率)は1.8になると政府は推計しているそうです。実際の出生率がこの水準を大きく下回るのは、出産・育児と仕事を両立しにくい環境が影響しているのではないでしょうか。

共働きで、2人の育児。イクメンが増えたとはいえ(私はこのイクメンという言葉が嫌いなんですが)夫より妻が家事や育児を負担する世の中です。子供が熱をだしても、夫が休める環境の会社はよっぽどのホワイト企業だけではないでしょうか。昇進にもひびきますし。まだまだ共働きで2人子供を育てる環境はまだまだ整っていないように感じます。

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我が家の場合

我が家は男の子が1人。かわいくて夫も私も溺愛している。しかしまだまだやんちゃな3歳。34歳と42歳高齢な夫婦にとってはちょっとつらい。

2人目がいたらどんな生活になるか、想像することがあるが、今より大変になったとしたら生活が成り立たないような気がしてならない。産まれたら産まれたでなんとかなるにちがいないのだが、やっと慣れてきた子供との生活も、これ以上自分の時間が削られてしまう覚悟はない。

私は会社で役職についている。責任もあるし、子供が仕事ができないいいわけにはならない。キャリアを積めたことには後悔はないが、子育ての時間が十分とれているとはいいがたい。親とは絶縁しており頼ることもできない。1人なら夫婦だけで育てることは問題ないが、2人となるとどうだろう。近くに頼れる人がいるかいないかでも大きく違ってくる要素だ。

私自身は1人の姉がいる。この姉とは性格もあわず、幼少期からほとんど話すことがなかった。大人になっても絶縁している。このように、姉妹がいたとて仲が良くなるかどうかは分からない。(育て方次第のような気もするが)ましてや協力して生きていくなんてことは私の頭の片隅にもないのだ。自分が兄弟についていい印象がないのも、2人目を積極的に持たない理由のひとつだ。義実家も2人目をせかすことはない。なぜなら夫の弟がひきこもりだからだ。2人ともまっとうに育つとは限らないことを、義両親は今も身をもって体験しているため、私に二人目は攻撃がないのはありがたい。

2人目が健康に、きちんと育つ保障もない。2人目を産むことを考えるタイミングとしてはちょっと年を取りすぎてしまったのかもしれない。もっと若くそんなリスクすら考えないときにポンと産んでいたほうがどんなに楽だっただろう。こんなに悩み苦しまないと選択できない2人目。みなさんはどう考えますか?

 

 

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