初節句を迎える男のお子さんをお持ちの方、おめでとうございます。
男の子の初節句といえば、5月5日の端午の節句、今でいうこどもの日ですね。
でも、初節句といっても何をするのかわからない、というご両親もいらっしゃるでしょう。
今1歳5か月になった私の息子の初節句は生後7か月のときに行いました。
男の子の節句っていったい何をすればいいの?と初めての節句を迎えるご家族のお役に立てればと思います。
端午の節句の意味
「端午の節句」は5月5日にあたり、「菖蒲〔しょうぶ〕の節句」とも言われます。
端午とは、月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、もともとは5月に限った節句のことではなかったそうです。
強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒(のき)につるし、また菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
また、「菖蒲」を「尚武〔しょうぶ〕」という言葉にかけて、勇ましい飾りをして男の子の誕生と成長を祝う「尚武の節句」でもあります。
江戸時代頃武家では鎧や兜・のぼりを飾ったり豪華にお祝いをしていました。
そしてそれを見た町人達が武家の家の真似をして、武者人形や鯉のぼりを飾るようになったのが今の端午の節句の始まりだそうです
何をするの?
地方によっても違いますが、男の子の初節句では、家の外にはこいのぼり、中には兜を飾ってお祝いします。五月人形も買ったりしますね。
初節句のお祝いは、お食事会を開いて、父方母方の祖父母や兄弟姉妹など、近い血縁の人たちをお招きするのが一般的です。
初節句の時に用意しておきたいものをご紹介します。たくさんありますが、絶対に抗しなければいけないという決まりはありませんので、出来る範囲で準備してみてくださいね。
こいのぼりや兜などは近年の核家族化で家が狭くなったこともありマンションに合うサイズの物が多く売られています。
おじいちゃんおばぁちゃんに頼むときも収納に困らないようよく相談したほうがいいかもしれません。
用意するもの
鯉のぼり:鯉の滝登りという言葉があるように男の子が元気にぐんぐんと成長するようにという意味が込められています。
かぶと(五月人形):守り神や厄除けの意味があります
菖蒲(しょうぶ):「勝負」とかけて勝負強い男性になるように。玄関に飾ったり、菖蒲湯に入ったりします。飾る菖蒲の花と、お風呂に入れる菖蒲は別物ですので気を付けてください。菖蒲の花の茎をそのままお湯にいれないようにしてください。ちなみに菖蒲の花は何日かしか持たないこともあり、事前にお花屋さんなどに予約して準備する必要があります。お風呂に入れる菖蒲も手に入りづらいので注意してくださいね。
柏餅:かしわの葉は新しい葉が出ない限り古い葉っぱが落ちないため、子孫繁栄の意味があります。
ちまき(粽):ちまきの葉には災いを払うものとして魔よけの意味があります。
出生魚:ぶりやスズキなどの出生魚で子供の成長を祝います。
たけのこ:成長が早いため、子供の健やかな成長を祈ります。
まとめ
男の子のものってお母さんにとってはよく知らないことだらけで大変ですが、それだけに節句は男の子を産んだんだなぁという実感のわく行事です。
早生まれの子などはまだお宮参りやお食い初めなどいろいろな行事があるので、初節句は無理せず次の年に送っても良いそうですよ。
どちらの家が準備するのかなど相談しながら準備をすすめてくださいね。