お食い初めって何をどう用意したらいいのか初めてのお子さんのときはわかりませんよね。
食べ物や食器、食べさせ方などお食い初めにはいろいろ決まりがあります。
お食い初めは地域によってやり方も違うことがありますが、基本的なやり方をご紹介し、我が家で実際にやったお食い初めのレポートをしたいと思います。
◆お食い初めについて
お食い初めは生後100日頃に行うことが多いのですが、生後100日に限らず、地域によって行う時期が異なることがあります。
お食い初めの準備を始める前に祖父母に聞いておくとスムースです。我が家でもぴったり100日ではなく、旦那さんが休みの日にずれ込みました。
◆用意するもの
「一生食べ物に困らずに生活できますように」という願いを込めて、食べ物と食器、歯固めの石を用意します。
歯固めの石は子供用の食器に乗る程度の小石を用意することが多いようです。神社の境内の石を使ったり、河原で拾ったり、最近ではネット通販でも販売されているようです。
我が家では神社の石を拾ってきて洗って使いましたよ。神社の石はまた神社にお返しすることが一般的なようです。
◆食事は何を用意したらいいの?
お食い初めのメニューは、和食の基本である一汁三菜をベースとした「祝い膳(いわいぜん)」を用意します。
この献立には地域差があるので、その地域ならではのものがあるかどうかを事前に確認しておきましょう。では一般的な祝膳のメニューをみていきましょう。
魚
「めでたい」の語呂合わせでお祝い事によく用いられる鯛を尾頭つきで用意するのが一般的です。
また、人の先頭に立てるようにという意味を込めて「金頭(ほうぼう)」の場合もあります。赤ちゃんの口につけるのでしっかりと火を通しておきましょう。
余った鯛は鯛めしにしてもおいしいですよね。
飯椀
おめでたい行事なので「赤飯」を用意する場合が多いですが、混ぜご飯や白米でもかまいません。
焚きのもの
煮物はおめでたい意味で昆布や、たけのこなどを用意します。また、お祝い事なので、紅白をにんじんと大根を添えると華やかです。
お吸い物
「母乳をよく吸うことができるように」という意味が込められています。季節の食材を入れるようにしましょう。
香の物
香の物はいわゆるたくわんなどのお漬物を用意します。また、しわができるまで長寿でいられるようにと「梅干し」を添えることもあるようです。
丈夫な歯が生えるようにという願いを込めて「歯固めの石」を添えます。
◆食器について
お食い初めに使用する食器は、正式には高足の御前に乗せた漆器を、母方の実家から贈るのが習わしとされています。
男の子は金か黒漆で男紋を入れ、外内両方ともに赤い漆器、女の子は銀の女紋を入れ、外が黒で中が赤い漆器を用いてお食い初めを行います。また、箸は柳で作られた「祝い箸」と呼ばれる、両端が細くなっているものを使います。
ただ、食器はこれから食べさせるために用意した新しい食器を使う人も多いみたいですよ。また、海外の風習にならって銀のスプーンを用意する人もいるようです。
レンタルや、食事ごと予約すると高いので、我が家では食事は実家に用意してもらい、自分で100均を回って漆風の食器をそろえました。それなりの見栄えがしたので満足です。
◆食べさせ方
お食い初めといっても、まだ生後100日頃だと離乳食も始まっていない時期です。それぞれの食事を大人が箸で掴んで、赤ちゃんの口元に持っていき、「食べさせるふり」をさせます。
また、お食い初めで食べさせるのは、お祝いに来ている大人の中でも最年長となる人です。最年長の人が食べさせることで、「長寿になりますように」という願いを込めます。
男の子の場合は男性、女の子の場合は女性が食べさせる役をするのが習わしとなっています。我が家では結局全員が食べさせてましたね(笑)
◆食べる順番
食事は「ご飯→汁→ご飯→魚→ご飯→汁」を1サイクルとし、1口ずつ食べ物を食べさせるふりをして、それを3サイクル行います。最後に「歯固めの儀」を行います。調べるといろいろやり方がありますが、だんだんわからなくなってくるのでシンプルなものが良いかもしれません。
歯固めの儀では用意した小石に箸を軽くあて、その箸を赤ちゃんの歯ぐきや唇にちょんちょんとあててあげましょう。誤飲の危険性があるので、小石を口の中に直接入れないように注意して下さいね。
まとめ
子育てをしながらお食い初めの準備するのは大変ですよね。実家に頼ったり、食器付きで食事を宅配してくれるお店をネットで探したり、お食い初めの用意をしてくれるレストランや旅館もあるので、無理せず家族の思い出に残る楽しいイベントにしてくださいね。