消毒とはそもそもどう意味なの?
消毒と殺菌と抗菌と除菌ってどう違うの?
アルコールがないけど次亜塩素酸水はどう?
という消毒の基本的な意味や役割、次亜塩素酸水の効能を知りたい方におすすめの記事です。
3分ほどでお読みいただけます。
消毒の意味とは?消毒と滅菌と抗菌と除菌の違いとは。次亜塩素酸水の効果
消毒の意味を説明するにあたって知っておきたいのが、消毒と滅菌と抗菌と除菌の違いです。
これ、みなさんがドラッグストアで商品を見比べたときに迷うポイントだと思います。
品薄で消毒グッズはないけど、抗菌と除菌グッズはあまり売れていなかったりしますよね。
- 滅菌・・・菌を完全に殺す
- 消毒・・・菌をある程度殺す
- 抗菌・・・菌の増殖を防ぐ
- 除菌・・・菌は殺さないけど取り除く
なるほど〜と思いませんか?
殺菌というのは滅菌か消毒のどちらかだけなのです。
抗菌加工した手すりや、除菌のウエットティッシュは残念ながら菌を殺してはいないのです。
もし、菌を殺す目的で何か商品を買おうと思ったら、抗菌や除菌ではなく消毒作用のあるアルコール(エタノール)を含む商品を買うようにしてください。
殺菌効果が見込める濃度は、WHOの規定では60~80v/v%の範囲があれば十分とされています。
また、次亜塩素酸水でも代用が可能とされていましたが、現在は用途によっては効果を疑問視する声があります。
次亜塩素酸水って何?
次亜塩素酸水って最近よく聞きますよね。
アルコールが効かないノロウイルスなど効果があり、ノロが流行ったときに我が家も購入したことがあります。
また、強い消臭作用もあり、トイレやキッチンなどでも使用されていますし、歯医者さんのうがいの水としても利用されていると思います。
アルコールが手に入らなくても、次亜塩素酸水でいいかしら?と思うと思いますし、実際に使っている方も多いと思います。
厚生労働省が定める次亜塩素酸水とは、殺菌科の一種であり、食塩水(塩化ナトリウム水溶液)や塩酸(いわゆる酸)を電気分解する事により作られる「次亜塩素酸」を主成分とする水溶液の事を示します。
2020/4/17 経済産業省は「新型コロナウイルスの消毒方法」において、塩酸や食塩水を電気分解した「次亜塩素酸水」において、食品や物品の消毒だけでなく手指消毒にも適用されると公表していました。
しかし、2020年5月29日時点では
「現時点において、次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない」と発表しています。
まだ検証中の段階です。
ただし、空中の消毒剤の噴霧については推奨していないとWHOやCDCにおいて発表されています。
手洗いとアルコール消毒はどちらがいいの?
病院では手洗い、またはできないときにはアルコール消毒とされています。
やはり第一選択は手洗いであるということです。
流水のみだとウイルス量は100分の1に、ハンドソープと使うと1万分の1ほどに減らすことができると言われています。
さらに10秒もみ洗いしたあとに、15秒流水で洗い流し、これを2回繰り返すことで手に付いたウイルス量を100万分の1程度まで減らすことができるというのだから驚きの効果です。
手洗いって本当に効果があるので、本当に習慣になるように絶対にやってほしいと思います。
ですが、よりウイルスを減らしておきたいのであれば、手洗いのあとに、アルコール消毒もしたいところですよね。
我が家ではうまくできない子供の手洗いとかの仕上げに行っています。
マスクは結局必要?必要じゃない?
マスクが必要かどうかということがTVでも議論になっていたと思います。
え?結局どっち?と一時期マスメディアの情報に混乱した人もいると思いますが、分からないけどとりあえずしておこうというのが日本人てえらいです。
もともとアジアではPM2.5や黄砂や花粉症のためにマスクの文化があったと思います。
感染が爆発した欧米ではマスクをする習慣がなく、かなりの期間マスクが定着しませんでしたよね。
そして今になってマスクは必要であると周知されるようになりました。
欧米ではマスク=病人という認知であったがために、世間体が邪魔をして、初期のころはマスクってもしかしたら必要かもと思っていた人も着けにくかったのではないでしょうか。
双方がマスクをすることによって会話で飛沫をあびせないだけでなく、無意識に触ってしまう口や鼻や目を自分が触らないからです。
ただし、2歳以下のお子様は窒息のおそれがあるので推奨されていません。
現在私が個人的にやっているのはマスクやメガネでガード+手洗い+アルコール消毒をとにかく頻繁にしています。
仕事や人混みから帰ったらすぐにシャワーをあびるようにしています。
あと、余談ですが、コンタクトレンズの方は特に注意が必要です。
コンタクトレンズを洗う前は必ず手洗いです。
粘膜に直接触るので絶対に洗っておくべきですよね。
外からもちこんだウイルスが家のどこかの表面にいる可能性もあるので、家の中だからといって油断せず、ドアノブを消毒したり、手洗いは必ず行う週間をつけたいですね。
まとめ
目に見えないウイルスをやっつけるには消毒に関する知識と本人の意識が大切です。
次亜塩素酸水についてはまだ検証段階であるとのことなので、過信せず、手洗いをしっかりするようにしたいですね。
お読みいただきありがとうございました。