こんにちは、マメです。
約2年前に発症したうつ病ですが、寛解となり仕事に復帰しました。
そのときの話を書いてみたいと思います。
※あくまで個人的な体験談になりますのでご了承くださいませ。
うつ病が寛解した話〜仕事復帰編〜
今までの経過
簡単に今までの経過を書くと、私が中等度のうつ病の診断を受けたのは2019年の2月でした。
その頃、会社で役職についていた私は人事やら子育てやらで多忙を極め、突然うつ病になりました。
症状は不安と動悸、情緒不安定、それから過眠でした。(※うつの症状は多様なので個人差がございます)
しばらくの期間はよく泣いていたし、本当に1日中家でずーっと寝ていました。気がつくと1日が終わっている感じで、このままどうなるのだろうと不安に思っていたのを思い出します。家事もやめていいと先生に言われたけれど、さすがに家庭を持っていながら何もしないわけにはいかない(←この考えがだめなんでしょうね)というプレッシャーから動けるときになんとかできることをやっていました。
ですが思ったようにできなくて、今思えば逆にそれで自信を喪失していたようにも思います。
特に育児が大変でした。育児はストレスの塊。ちっとも子どもがかわいいと思えなくなったのです。ちょうどイヤイヤ期で泣く、うるさい、言うことをきかないときに声を荒げることもありました。(←今ではかわいいと思えますし反省しています)
それから半年くらい休職して、結局復帰しないまま退職。その後もしばらく自宅療養していました。
退職後も傷病手当がもらえるのは本当に心強かったです。保育園の園長先生がとてもいい方で、私の病気にだいぶ配慮してくださって感謝してもしきれません。
ところがその傷病手当も1年半で切れてしまうため、どうにか復職しなければと思いましたが、体力が相当落ちていたので正社員で週5働ける自信がなく、リハビリがてらできそうなパートの職を探してみることにしました。
求職準備
とりあえず久しぶりに履歴書を買ってきました。いよいよ求職です。
最近は手書きなの?パソコンなの?と迷いましたが古い人間なのでとりあえず手書きにしました。
復職前はとにかく体力が落ちていたので、もともと運動は嫌いでしたがヨガに通って自律神経を整えるなど工夫しながらとにかく用事を作って毎日外に出るようにしてみました。
それがとても良かったのかもしれませんが、日に当たるって本当に大事でした。
公園で日にあたっているとなんだか体調がいいのです。なんと言ったらいいのでしょう、幸福感が体の中から湧き出るかんじでしょうか。
うつ病に日光浴って本当に必要なんだな・・・と実感。
もし体調が悪い方がいたら、騙されたと思って少しでも日に当たってみてもらいたいなと思います。
それから私は晴れている日はなるべく外の公園で食べるような生活を続けています。
それでもたまに調子が悪い日もあって、抗不安薬が飲みたくなるときもあるのですが、なるべく飲まずに過ごせるようにがんばっていました。
面接
まず困ったのが履歴書。
健康の欄にどう書くか。
もとの職場であれば復職時に私が病気であったことは知っているのですが、他の会社の人は知らないわけですし、知られたら採用されなくなるかもという不安もあったのであまり言いたくありませんでした。
ちなみに面接時に健康状態を相手方から聞かれなければ、わざわざ過去の病気まで自己申告する必要はないんだそうです。
一応薬も飲まなくなったし、受診も思い切って辞めたということで、良好と書きました。そして面接では全く健康の話題が振られないように思い切り元気に振る舞いました(笑)
後日、無事合格をいただきました。
入職後
入職後も特に過去に傷病をもらっていたことなども新しい職場に知られることなく、普通に働いています。(もしかするともう一度休職のようなことになった場合に知られることもあるのかもしれませんが、今のところ特に何も影響ありません)
正社員からパートになって仕事の量も責任も負担が減ったのと、環境を思い切って変えたことがわりと自分にあっていたのか、半年ちょっとなんとか勤務中に気分が悪くなることはありませんでした。
仕事をしている限りストレスがゼロになることはありませんが、今までのように周囲の期待に答えようと思わず肩の力を抜いて働く今のスタイルがとても気に入っています。
まとめ
バリバリ仕事している私かっこいい!と思ってた時期もありましたが、今のほうがずっと自分らしい生活ができているような気がします。
もちろん今も収入減で厳しいところはありますけれど、子どもとの時間も楽しく過ごせることが何より私にとって嬉しいことです。
人生100年時代、長いこの人生をどんなふうに生きていくのかじっくり考える時間を与えてくれたのかなと思って前向きに生きていきたいと思います。
自分語りが長くなりましたが、うつ病でもいつか復帰できる日もあるし、考えようによっては悪いことばかりでもないということを2年間を振り返って記録してみました。
お読みいただきありがとうございました。