忖度(そんたく)の意味や使い方はこれで完璧!職場で使いこなすテクニックとは

  • 2018年11月10日
  • 2019年1月16日
  • 知識
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2017年に起きた「森友学園問題」で注目された「忖度」という言葉。そのためか昨今忖度という言葉に馴染みがでてきたとは思いますが、忖度の意味合いを間違って使っていないか不安になるときはありませんか?

こちらを読めばあなたも忖度マスターです。職場でさらりと使いこなしてみて下さいね。

忖度(そんたく)の意味について

• 他人の気持ちを推し量ること。「忖」も「度」も、はかる意。(出典:三省堂辞書)

• 他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。(出典:デジタル大辞泉)

このように、もともとは「推量する」という意味だけで使われていたようですが、今話題になっている「忖度」「おしはかって相手に配慮すること」という意味で使われているようです。

しかも森友の件があり、なんだかちょっと悪いイメージすらついてしまっていますが、本来は悪い意味を持つ言葉というわけではないんですけどね。

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使ってみよう

それでは実際の例文を見てみましょう。

日常編

①息子を亡くしたばかりの彼女の心中を忖度した。

②お客様からの質問に答えるときは、その裏にある意図を忖度することもときには必要だ

③彼女と別れたばかりの彼の気持ちを忖度して、自分の結婚の話は伏せてしばらくそっとしておくことにした

仕事編

①会議での上司の意見を忖度し、商品を早めに納品することにした。

②今のままでは彼は部長と部下との板挟みだ。周囲はもっと彼の心情を忖度するべきだ。

あえて森友風の使い方であれば仕事編①の『目上の人の意見や気持ち』を推し量り、『よかれと思って何らかの配慮する』という使い方が今風で良いのかもしれません。

「慮る」「思い遣る」とどう違う?

「忖度」とよく似た言葉で、「慮る」「思い遣る」があります。

「忖度」が相手の心中を察した上でそれに沿った行動を取るような場面で使われるのに対し、

「慮る」はよく考えた上で何らかのアドバイスをする、取り計らうといった場面で使用します。

また「思い遣る」は「相手の立場になって気持ちを考えて配慮する、同情する」、つまり相手の心情を汲むというニュアンスがあります。

微妙にニュアンスが違いますね。

まとめ

忖度の本来の意味としては相手の心中を推し量るだけで使っても良いはずですが、森友の一件以来、忖度は相手(とくに目上)の心中を察した上でそれに沿った行動を取るというニュアンスで理解している人が多いと思います。

日本語というのは面白いもので時代とともにニュアンスも変化していきます。本来の意味はこうだから、と意識して使うもよし、最近はこういうかんじで使うことがあるからと時代にのるのもよし、ということだと個人的には思います。

とりあえず会社で使うときは、部長の好みを忖度して飲み会は日本酒のある店にしたよ〜なんていうかんじで使ってみると、ふふっと周囲が笑ってくれるかもしれませんね。

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